トレードでは、自分なりの手法を確立してからトレードすることが勝率を高める早道です。

トレードで勝つ方法は非常にシンプルな方法ですが、定量化はされていません。そのため、トレーダーの感覚的な判断によるところが大きく、経験がものをいいます。ただ、残念ながら市場で経験を積むには授業料が高く、退場する人があとを絶ちません。

それは非常にもったいないですよね。

そのため、初めてトレードを行う人はデモトレードをすることで授業料を払うことなく経験を積むことをオススメします。

特にTradingViewを活用することで、為替、株式、仮想通貨など様々な市場でのデモトレードができてしまいます。TradingViewでは証券会社へのデモ口座の開設も不要です。TradingViewのアカウントがあれば、無料ですぐに利用できるんです。

この記事ではTradingViewでのデモトレードの活用方法を説明します。

デモトレードの必要性

実際にお金が動かないと真剣になれない。

そんな人も少なくないのではないかなと思います。

しかし、手法が確立していないうちはデモトレードをすることを絶対オススメします。本で学んだだけで稼げるわけではないからです。

かつて、伝説の投資流派であるタートル流の開祖のウィリアム氏はタートル流の手法は2週間で学ぶことができるが、実際に稼げるには2年間かかると発言したことがありました。示していることは、知識だけでは稼ぐことはできずに経験を積むことが非常に重要になるということです。

もちろん知識があればショートカットできることは間違いありませんが、知識を冷静に使いこなすためには経験がものをいいます。

サッカーでも、本を読むだけではなくボールを蹴らなければ上達しませんよね。

例えば、適当にポジションを持ってみて、それが1日後、1週間後、1ヶ月後にどういった損益になっているかを確認するだけでも初めてトレードする人にとって経験になります。ポジションサイズに対する損益について体感できるわけです。

デモトレードでを活用することで、トレードのシュミレーションを重ね、経験を得ることが可能です。

もちろん、実際のマーケットで直接経験を積むのも良いのですが、ほぼ間違いなく高い授業料を支払うことになるでしょう。

少しでも、少ない授業料で経験を積むためにもデモトレードを始めることがオススメです。

Tradingviewのデモトレードのやり方

デモトレードにはTradingViewのアカウントが必要になります。無料でも大丈夫ですので、まだアカウントを持っていない人は次の記事を参考に登録しましょう。

デモトレードサーバーに接続

  1. ステップ①取引パネルを表示
    まず、TradingViewのチャートを開きます。次にチャート株にある「取引パネル」をクリックしましょう。
  2. ステップ②「PaperTrading」を選択
    取引パネル」をクリックするとブローガーの一覧が表示されます。色々ありますが、一番左の「Paper Trading by TradingView」を選択します。すると、TradingViewのデモトレード用のサーバーに接続されます。この2ステップだけで簡単にデモトレードが始められます。後は実際にトレードしましょう。

Tradingviewでデモトレードを行う方法

Tradingviewの注文パネルで売買する

デモトレードを行う方法は複数ありますが、便利な「注文パネル」による売買を紹介します。

まず、右のツールバーにある「」をクリックします。

すると下記のような注文パネルが表示されます。

注文パネルの上部にある「売り/買い」の持ちたいポジションをクリックすると、下の注文ボタンが有効になります。

サイズや価格に問題ないようでしたら、クリックして注文を確定してしまいましょう。

注文では「成行」、「指値」、「逆指値」といった注文ができます。

板情報から売買する

実際の株式や仮想通貨の取引の際によく使われるように、板情報をみて、そこから注文をすることもできます。

まず、右のツールバーの下のほうにある板情報「」のアイコンをクリックします。

すると、以下のような板情報画面が表示されます。

真ん中の列が板となっており、灰色になっている部分が現在価格です。

価格にマウスアイコンをおいたまま、スクロールすれば価格表を上下に移動できます。そのため、売買したい価格が表示されいなければスクロールして移動しましょう。

板情報を動かしたことで現在価格が分からなくなっても心配する必要がありません。価格の下にある照準アイコンをクリックすれば、現在価格を中央に表示させることができます

注文したい価格があれば、板情報画面の価格の横にある空白部分をクリックしましょう。

価格の側の空白部分を押せば、その価格での買い」注文のパネルができます。もちろん、逆に価格の側の空白部分を押せば、その価格で売り」注文のパネルがでてきます。

決済注文

ポジションを解消したいときは非常に簡単です。

まずは下記ポジション画面を表示します。すると現在持っているポジションが銘柄ごとに表示されます。

各ポジションの右側に「」アイコンがあると思います。この「」アイコンをクリックすれば下記決済確認画面が表示されるの、「ポジション決済」をクリックすればポジションが決済されます。

デモトレードの終了

デモトレードを終了するときは、サーバー接続を解除しましょう。

まずペーパートレード画面の右上にある①の設定ボタンをクリックします。

すると、設定画面が表示されるので、②の「切断」を選べば、トレードを終了させることができます。

なお、サーバーとの接続を切断したとしても、保有中のポジションや損益のデータは残っています。

そのため、もう一度接続すれば切断した状況でトレードを続けることができます。

デモトレードで経験をつもう

どうでしたでしょうか?

TradingViewを活用すれば、意外と簡単にデモトレードができますよね。

トレードを始めたばかりの人は養分にならないためにもデモトレードをオススメします。すでにトレードに慣れている人でもデモトレードを活用することで新しい手法の検証が可能です。

TradingViewのデモトレードは無料で活用できる以上やらないのは非常にもったいないです。

実際にデモトレードをして経験を積んだ後に市場で実践をすることで、稼げるトレーダーになりましょう。

なお、TradingViewにはデモトレード以外にもトレードを有利に進めるための機能がたくさん揃っています。

まだ、使いこなせていないかもという人は、次の記事で使い方をまとめていますので、ご覧ください。