ボリンジャーバンドとは?使い方や分析手法を徹底解説

テクニカル分析のなかでも人気のある「ボリンジャーバンド」。

ボリンジャーバンドは、テクニカル分析において非常に有用性が高いインジケーターとして知られています。

この記事では、ボリンジャーバンドの見方と活用方法について説明しています。

ボリンジャーバンドとは?初心者向けに解説

ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)は、一定期間の価格変化の平均に対して上下の線でばらつき具合からどれだけ値動きがあったかを指標です。

一定期間の平均値の動きを表すミドルラインと一定期間の標準偏差という平均価格に対するバラツキを具合を示した上下の補助線で構成されています。

ボリンジャーバンドの魅力は初心者でもわかりやすいこと

ボリンジャーバンドの最大の特徴は、「わかりやすさ」でしょう。

他のテクニカル指標と比較して、相場状況が把握しやすいことからも初心者向けといえます。

■トレンドの方向性
ボリンジャーバンドの方向でトレンドがわかる
ミドルラインの方向=トレンドの方向性
■トレンドの強弱

σラインの突破:トレンドの継続

σラインの反発:押し目や戻り

■トレンドの終始

σラインの開き:強力なトレンド

σラインの収束:トレンドの終わり

上記のようにボリンジャーバンドを活用すれば、トレンドの方向性、強弱、終始といったトレンドに関するほとんどの情報がわかります。

移動平均線は、トレンドの方向性を確認するのには優秀ですが、ゴールデンクロスやデッドクロスはダマシが多く、単独で使うには向いていません。

ボリンジャーバンドは、一つのテクニカル指標の中で得られる情報量は多めなのでダマシが比較的少ないのは圧倒的な強みでしょう。

もちろん、他のテクニカル指標と併用しても効果的。

売買タイミングの精度を上げるためにオシレーター系のテクニカル指標を組み合わせたり、方向性の精度を高めるために短期と長期の移動平均線を組み合わせたりするのも有効でしょう。

とはいえ、多すぎると分析が複雑になるので3つ程度の指標がオススメです。

ボリンジャーバンドの使い方

ボリンジャーバンドはどんな時間帯、金融商品でも問題なく機能し、トレンドの方向性、強弱、終始を読み取ることができます。

ただ、仮想通貨やマイナーな通貨ペアほど、テクニカル指標が通用しないセオリーに反した動きをするので、メジャーな通貨ペアで活用してください。

ボリンジャーバンドを活用するならメジャーな米ドル/日本円、ユーロ/日本円がオススメということ。

最重要なミドルラインを徹底活用

ボリンジャーバンドを活用するときは、必ずミドルラインを見てください。

そもそもトレンド系指標であるボリンジャーバンドの鉄板的な利用方法は「順張り」です。

ボリンジャーバンドで基本とされる、順張りとは?

上昇トレンド(ミドルラインが全体的に右肩あがり)に買い、下降トレンド(ミドルラインが全体的に右肩さがり)に売るという投資戦略。

逆張りだとリスクが高いので、初心者に向いていません。

エントリータイミングが非常に難しく、ギャンブルになりがちなので避けたほうが安心でしょう。

ボリンジャーバンドを使っているのに負けている初心者ほど、トレンドをみていない傾向にあります。

σラインに対してローソク足が反発したか、突き抜けたかだけで判断すると、全体のトレンドに対して逆張りしてしまいと損につながりやすいので注意してください。

せっかくボリンジャーバンドでトレンドの方向性を見れるので、ミドルラインを確認して全体のトレンドを把握してからトレードすることを習慣にしましょう。

ミドルラインの使い方は、基本的には移動位平均と同じです。

ほとんどのボリンジャーバンドでは、ミドルラインは21が参照期間になっているはずです。

したがって、中期移動平均線として活用して、200に設定した長期、14程度に設定した短期の移動平均線と組み合わせることで交差を活用するもの一つの方法です。

ボリンジャーバンドの動き

チャートとボリンジャーバンドの動きは連動しています。

トレンドの始まりにはエクスパンションが発生し、逆にトレンドが終了するとスクイズが発生します。

ボリンジャーバンドは基本的にエクスパンションとスクイーズを交互にくりかえしています。

したがって、ボリンジャーバンドでは基本的にエクスパンションが発生したらエントリーし、スクイーズが発生したら撤退するというパターンで利用します。

σラインは確率よりもローソク足と組み合わせる

σラインについて、よく統計学上で±1σが68.2%、±2σが95.44%、±3σが99.73%の確率で収まるという説明を見かけますが、覚えても意味ありません。

実際の相場では、この通りに動いた試しがないからです。

重要なことは、シンプルに±1σ<±2σ<±3σの順に反発する力が大きくなるということです。

特に±3σの反発力は強く、突破するとトレンドが反転する可能性が高まります。

±3σに沿うようにチャードが動くときは「バンドウォーク」と呼ばれる状態になり、このタイミングでエントリーすることはハイリスク・ハイリターンの投資方法として知られています。

資金に余裕がないときは±3σ付近を狙わないのが無難でしょう。

ただ、すでにポジションを持っている場合はある程度の含み益があるので、反転しても損失になりにくいことからバンドウォークが終わってから撤退するのがオススメです。

ボリンジャーバンドを活用しよう

テクニカル分析で人気のインジケーターである「ボリンジャーバンド」。

非常に有用性のある分析方法で、うまく活用すれば取引で利益を出すことが可能です。

しかし、ボリンジャーバンドの上席が100%当てはまることはありません。

ボリンジャーバンドだけを頼りに取引を進めると、損失を出してしまう可能性があります。

したがって取引をする際には、その場での相場判断が必要不可欠です。

あくまでもインジケーターは、1つのツールとして使用してくださいね。