高機能チャートツールTradingViewには「BASIC」という無料プランがあり、基本的な機能の7割を利用できます。
チャート機能やアイデア投稿といった機能をお金をかけずに、利用できるのでチャートを確認したいだけであれば、無料プランでも十分な機能を誇ります。
期間制限なく利用することができるので、使わないと損であることは間違ありません。
概要対象者:TradingViewの有料機能を使いたいけど、利用料金を払いたくない人
- TradingViewを無料で使う方法(Basic・口座開設)
- TradingViewの無料プランの機能(有料版との違い)
- TradingViewの無料プランのメリット・デメリット
TradingViewを無料で使う方法
TradingViewを無料で使う方法は主に2つあります。
- TradingViewの無料プランBasicを使う
- 証券会社・FX業者の口座を開く
1つ目は、TradingViewの公式から提供されているBasicプランを使う方法。
もう1つは、証券会社やFX業者の口座を開くことによって、提供されているTradingViewの有料機能を無料で使う方法があります。
もちろん、それぞれTradingViewの有料版と比較すると、どちらもかゆいところに手が届かない部分がありますが、人によってはどっちかだけで十分だったりします。
TradingViewの無料プランBasicの機能の使い方
国債利回りなどTradingViewだけのチャートが無料でみれる
TradingViewは無料でも株式、先物、債券、為替から仮想通貨と幅広い市場のチャートをみることができます。
特にドルインデックスや国債利回りといったMT4や証券会社提供のFXツールでは見れないチャートを見れるのは、TradingViewならではの強みでしょう。
債券市場でもアメリカ、ドイツ、イギリス、日本の2年債、5年債、10年債、30年債と様々な国のいろんな期間のリアルタイムチャートが見れます。
リスクを把握できるVIX指数や基軸通貨であるドルの強さや方向性を知るのに便利なドルインデックスも見れるので、FXトレーダーとしてかなり重宝しますよ。
- まずはTradingViewの公式サイトに行き、検索欄をクリック
- 見たいチャートを検索
相関性の高いトレードができる
なんとTradingViewは無料プランでも、相関性の高いトレードができます。
アメリカ国債はドル円相場との相関性が高く、「ドル円が上昇すると、アメリカ国債の利回りが上昇する」といったことがよくありますよね。
相関性の高いアメリカ国債の利回りとドル円やユーロドルを一つのチャートに同時に表示させて、見比べながらトレードできるのです。
チャートを並べて表示させるのには有料版である必要がありますが、無料版でここまでの機能があるのはTradingViewぐらいでしょう。
TradingViewの描画機能は無料版で利用できる
TradingViewの描画機能は、無料版でも有料版と遜色なくフルで利用することができます。
トレンドラインを描いて支持線や抵抗線の分析をしたり、フィボナッチリトレースメントを利用して押し目を把握したりすることができます。
チャート分析をするだけであれば、無料版で十分といえるでしょう。
さらにTradingViewのメリットの一つであるデバイスごとの同期機能も無料で使えるので、パソコンで引いたトレンドラインをスマホで確認することができます。
MT4や証券会社のFXツールと異なり、最初から描画ツールとして設計されているので非常に使いやすいので試してみてください。
TradingViewの投資アイデアを無料で見れる
TradingViewの目玉機能の一つである世界中のトレーダーが公開した投資アイデアを無料で確認できます。
何よりもアイデアを無料で利用することができるのも大きなメリットでしょう。
TradingViewでは、世界中の天才トレーダーたちが考えた投資アイデアを無料で利用することができます。更にコピー機能を利用して簡単にアレンジして自分だけのオリジナルとして利用することも!
デモトレードが無料でできる
TradingViewでは無料のアカウントさえあればデモトレードもできてしまいます。
証券会社の口座を開設しなくても、トレーダーとしての経験をつむことができます。
高い授業料を払わなくても、スキルアップできるのでやらない手はないでしょう。
デモトレードの仕方については次の記事で詳しく説明していますので、興味がある方はご覧ください。
FXトレードをするならTradingViewのデモトレード機能で練習しよう!リプレイ機能で過去検証もできますよ。トレードパネルの使い方を含め、TradingViewの【デモトレード】について徹底解説。
Pineスクリプトを利用したバックテストも無料
TradingViewで採用されている独自の言語Pineスクリプトを利用することで、バックテストができます。
特にシステムトレードを行ううえで、自分が立てたロジックが実際に効果があるかどうかをテストしたいですよね。
TradingViewでは無料で、ロジックを過去の相場でのシミュレーションを行うことができます。
Pineスクリプトはプログラミング未経験者でも簡単に利用できるようになっているので、簡単に学べるでしょう。
TradingViewのバックテストは、無料で利用できます!Bot作成だけでなく、裁量取引を行う上でも過去検証は重要ですよね。TradingViewでバックテストを行うためにPineスクリプトを含めて解説。
TradingViewの無料版と有料版との違いは?
TradingViewの無料版と有料版の違いは、実践的に使う上で色々な機能における上限「数」です。
- 同時に並べられるチャートの数
- 同時にアクセスできるデバイス数
- チャートレイアウトの保存できる数
- 同時表示できるインジケーターの数
- カスタムインジケーターのテンプレート数
- 設定できるアラート数
- ウォッチリストの保存数
- アクセスできる過去のチャートデータ
どれも無料プランを実際に使っているうちに、物足りなさを感じる部分。
無料プランを利用して不足を感じて本格的にチャート分析をしたいと感じたタイミングで、使いたいレベルに応じて有料プランに切り替えるのがオススメでしょう。
更に詳しい有料プランの違いについては、次の記事をご参考ください。
TradingViewの有料プランは、PRO(月1,600円)、PRO+(月3,205円)、PREMIUM(月6,415円)。有料プランの機能、料金、オススメ、割引を活用した支払い方法について解説。
TradingViewの無料版のデメリット
無料版だと広告がうっとうしい
TradingViewの無料版で面倒なのが広告が随時出てくるということです。
広告は左下に出てくるので、インジケーターを表示させていると表示がかぶり気になります。
サービスを提供するためには仕方がないとはいえ、ジャマでストレスを感じがち。
☓を押すことで手動で広告を消すことができますが、今度はPROプランに誘導するポップアップが表示されるようになります。
広告がうっとうしいのは、いかなる無料サービスにもついてまわるものですね。
TradingViewにある程度使い慣れて、普段使いをするということであるのであれば有料版に切り替えましょう。
無料版だと設定できるアラートの数が足らない
TradingViewの無料版の設定できるアラートの数は、たったの一つだけです。
TradingViewを利用するメリットの一つとも言えるアラートですが、無料版ではお試し感覚でしか使えません。
実践的に利用するなら、最低でも抵抗線と支持線の2つは欲しいところですよね。
2つ以上のアラート機能が使えれば、パソコンの前でずっとチャートを見ていなくても、トレンドラインや価格ごとにアラートを設定して、別のことをすることができます。
また、開発者であれば欲しいwebhook通知も有料プランでないと利用できません。
チャートが更新されるのが少し遅い
TradingViewの無料プランであればチャートの更新は毎秒ごととなっているので、少しズレを感じてしまいがち。
無料利用者に高速のデータ更新を提供すれば、サーバー代がかかり過ぎて赤字になってしまうため仕方がないといえます。
有料プランであれば、高速のデータ更新が可能でトレードが成立するごとにデータが更新されるので、トレンド発生のチャンスを逃さずに済みます。
一部の機能が使えない
TradingViewの残り3割ぐらいの機能が利用できないというのも、無料プラン「BASIC」のデメリット。
- カギ足やラインブレイクなどの高度なチャート
- 出来高プロファイルのインジケーター
- スプレッドチャート
- カスタム時間足
- 秒足
- 専用バックアップ回線
- 追加のリアルタイムのデータ購入
他のトレーダーよりも一歩先に行くのに便利な機能が無料プランでは開放されていないので、世界中のトレーダーと比較して多少不利であるのは否めません。
TradingViewの有料機能を無料で使う裏ワザ
無料プランBasicのデメリットを一部解消するための方法があります。
それは、TradingViewを内蔵している取引所で口座を開設すること。
取引のツールとしてTradingViewのサービスを無料提供しているので、有料機能を無料で使うことができるのです。
- チャート分割可能数:6
- チャート設定保存数:無制限
- 同時利用インジケーター数:26以上
- 広告表示「ナシ」
- 「秒足」利用可能
有料機能を無料で使う裏ワザのデメリットとして、あくまでもその業者の取引で使うために提供されている機能なので、その業者で取り扱っている商品以外は表示されません。
FXや暗号資産のみで使いたいということであれば、取引したい商品に合わせてTradingViewを利用できる口座開設するのがオススメ。
なお、国内株式については、SBI証券の「HYPER SBI」や楽天証券の「マーケットスピード」など、それぞれの会社で独自のチャートツールを導入しているので、無料でTradingViewを利用することができません。
政策金利や複数市場にまたがった相関性を分析するときには使えないので、もしさらなる機能が使いたいと感じたタイミングで有料プランを無料体験してみるのもいいでしょう。
TradingViewを無料で使う
TradingViewは無料の「BASIC」プランでも、もの足りない部分はあるものの十分に満足できる機能を兼ね備えています。
現在、すでに主なチャートツールを利用している場合でも、外出時に簡単なチャートを確認するのにつかうのにもってこいです。
無料である以上は使ってみて損ということはないので、まずは試してみましょう。
ただ、無料登録の方法は隠されており、よく分らなかったという人が多いです。
具体的な登録方法は、次の記事を参考にしてください。
TradingView無料お試しは今がチャンス!登録方法は簡単3分!メールアドレスだけで誰でも無料でできます。有利なトレードを進められる有料プランも一ヶ月の無料お試し可能。隠されたTradingViewの無料登録方法から有料版の体験の方法をご紹介。
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