tradingviewとmetatrader

トレードツールとして話題にされるTradingViewとMT4。

TradingViewとMT4の違い
TradingView MetaTrader
仕組み オンライン ローカル
デバイス マルチデバイス windowsメイン
登録 簡単 少し手間
分析ツール数 普通 非常に豊富
通貨ペア ブローガーが取扱しているもののみ
資源 X
株式表示 X
仮想通貨 X
UX 高い 普通
SNS あり なし

TradingViewは全てがオンライン上で完結し、MT4はパソコンに依存

TradingViewとMeta Traderを比べると、仕組みが全く異なります。

TradingViewはWebブラウザ上で動作するWebアプリケーションつまり、オンライン上で完結しているということですね。

そのため、パソコンやスマートフォンを買い換える時でもデーターの引き継ぎがストレスフリーでできてしまうんです。さらにいえば情報は自動で最新版のものに保たれるので、外出先のスマホから自宅のデスクトップでみるのと同じチャートをチェックすることができてしまいます。

一方で、Meta Traderはパソコンやスマホなどデバイスにインストールする必要があるソフトウェア

パソコンやスマホが壊れたら一巻の終わり。データが吹き飛びます。

例えるならば、TradingViewはオンラインゲームで、MetaTraderはすえおきのゲームのようなものです。

すえおきのゲームによくあるようにMetaTraderは持っているパソコンの種類で使えるかどうかが分かれます。

MetaTraderはWindows優先で開発がすすめられているので、Macへのインストールは少し手間がかかってしまいます。一方で、TradingViewであればMacユーザーでも違和感なく簡単に使えてしまうんです。

アカウント開設が3分でできるTradingView、ブロガー探しからのMT4

簡単に登録できることもTradingViewが優れている点の一つです。

TradingViewは、なんとメールアドレスだけで今すぐ無料で使い始めることができます。

一方でMeta Traderでは、①対応するブローガーを探し、②書類を提出して口座を解説し、③アプリをインストールと三倍以上の手間をかけなければなりません。

TradingViewのアカウント登録の流れに関しては下の記事に詳しくまとめていますので、そちらをご参照下さい。

インジケーターに関して質のTradingViewと量のMT4

TradingViewの優れている部分はツールやインジケーターが非常に使いやすいということです。

Meta Traderでは一手間掛かっていた動作も、TradingViewならショートカットを使えば極めて簡単。

例えば、windowsで、トレンドラインを複製したいなら、Ctrlキーを押しながらドラッグするだけ。他のチャートで同じインジケーターを表示したいときは、パソコンでお馴染みのコピー&ペーストのショートカットキーで貼り付けられてしまいます。

ただ、唯一の欠点としてインジケーター数自体はMeta Traderに負けています。

Meta Traderでは様々な様々なインジケーターが有志によって配布されており、現状ではTradingViewはまだ敵いません。

ただ、特に重要なツールやインジケータはほぼ全て完備しており、通常のトレードであれば困ることはないでしょう。更にTradingViewでは有志が新しいインジケーターのアイデアを募集しているので、今後も増えていくでしょう。

幅広い銘柄を扱っているTradingViewとブロガーの通貨ペアしか扱えないMT4

TradingViewは、世界中のありとあらゆる銘柄をチャートへ表示できます。

仮想通貨や資源、金利、株式、経済指標など金融商品はほぼ網羅してしまっています。

対するMeta Traderで表示できるのはブローカー側が扱う為替の通貨ペアだけです。中にはゴールドやオイルを提供しているブローガーもありますが、為替の取引に特化したチャートソフトなので、やはり限定されていまうんですね。

トレードやっていくうちに違う銘柄も取扱たいときに使い慣れたツールをつかいたいものです。最初からあらゆる商品を網羅しているTradingViewを使うことで、他の商品へもコストなくスイッチすることができます。

UXが洗煉されたTradingViewとプロ仕様のMT4

TradingViewは様々な点でUXが優れています。

例えば、タイムゾーンの設定も簡単。

「MT4」では、インジケータを使わないとタイムゾーンの変更ができず、多くのブローカーではニューヨークのGMT+2(夏時間+3)に設定されています。

TradingViewなら、簡単にタイムゾーンを変えられるので、わざわざ頭の中で時間を計算しなくて大丈夫。

チャートの右下にタイムゾーンが表示されているので、「(UTC+9)東京」を選ぶと即座に適用されます。

MT4使い続けてきた方にとってはかなり新鮮なのではないでしょうか。

トレーダー同士で交流ができるTradingViewと自己完結のMT4

TradingViewにしかない特徴として、SNSの機能があります。

自分のトレードアイディアを投稿したり、他のトレーダーのアイディアへコメントしたりと他のトレーダーと意見の交換ができてしまうんですね。

イメージとしては「トレーダー専用のTwitter」

世界中のトップトレーダーの多種多彩なトレードアイディアが見放題で、いいなと思ったものには自分のトレードに取り込めて化学反応を起こすことができちゃうんです。

TradingViewとMT4の違いまとめ

TradingView MetaTrader
仕組み オンライン ローカル
デバイス マルチデバイス windowsメイン
登録 簡単 少し手間
分析ツール数 普通 非常に豊富
通貨ペア ブローガーが取扱しているもののみ
資源 X
株式表示 X
仮想通貨 X
UX 高い 普通
SNS あり なし

TradingViewの圧勝ですね。

また、地味に便利な点として、TradingViewだけにある地味に便利な機能としてローソク足確定までの時間がカウントダウンで表示されます。

一般的にテクニカル分析をしてエントリーする場合、足の確定前だと予想外の動きでパターンが崩れることも多々あるので、確定してからエントリーするのが基本ですよね。

MT4だと時計をみるしかないのですが、TradingViewではチャートの価格表示位置に現在の時間足が確定するまでの時間を表示してくれるので、チャートをみるだけで確定のタイミングでエントリーができるという面で気配りが非常にされているといえるでしょう。

世界中で使われているのも納得の気遣いですね。