商品先物取引

商品先物取引は、リスクをとってでも積極的な資産形成をしたい投資上級者に向いている資産運用です。

概要対象者:ハイリスク・ハイリターンで資産形成したい投資上級者

  • 商品先物取引の基本用語の意味
  • 商品先物取引の仕組み・利益の出し方
  • 商品先物取引のメリット・デメリット

商品(コモディティ)先物取引とは?

商品(コモディティ)取引は、エネルギーや貴金属、農産物といった商品を対象とするハイリスク・ハイリターンな資産運用方法です。

金融商品 商品(コモディティ)先物取引
概要 未来の商品取引権利のトレード
難易度 5.0
期待利回り 30~200%
リスク 4.7
ボラティリティ 4.0
備考 ハイリスク・ハイリターンな資産運用

商品先物取引における基本用語の意味について解説

商品(コモディティ)
原油・天然ガスといったエネルギー類、金やプラチナといった貴金属、トウモロコシや大豆といった農産物類のこと。
証拠金
担保として利用する、取引する口座に入金する資金。
差金決済
注文時の価格と現在の価格の差額を受払いすることで取引を終了させること

商品(コモディティ)先物取引の仕組みは?

商品(コモディティ)先物取引の仕組みは、将来購入することを約束してあらかじめ価格を決めて売買することで、価格変動を予測して差益を得るのが一般的です。

普段、私たちが日常生活で直接的に商品をやりとりする現物取引と違って、未来に受ける商品を現時点で価格を決めて受け取るようなイメージです。

イスカイスカ

商社で行われる取引が比較的近くて、わかりやすいかもしれません。

現時点の価格で売買をすることを約束する取引なので、買うことも売ることもできます。

また、期間を区切らずに保有できる他の金融商品と異なり、売買する期間が決まっているのは商品(コモディティ)先物取引における大きな違いでしょう。

先物取引は、約束した取引を注文時に決めた将来の期日までに決済をする必要があります。

約束した期日で取引すると損失がでるという場合でも必ず決済しなければなりません。

これは約束した期日まで決済しないということではなく、期日前であれば注文と反対の取引を行うことで相殺させることは可能です。

商品先物取引で利益を出すには?

商品取引で利益を出すのには、将来の価格変動を予測して、予測に対して現在の価格が安いければ買い、高ければ売ることで差益を得ることができます。

イスカイスカ

値上がりしても、値下がりしても利益を出すチャンスがあるということです。

商品先物取引のコストは?

商品取引には、大きく2種類のコストが発生します。

商品取引のコスト
  • 商品先物取引取引業者への手数料
  • 税金
商品先物取引における手数料

商品先物取引を行うには、商品先物取引取引業者に各種手数料を支払う必要があります。

投資家が直接参加できない商品取引所で行われ、商品先物取引業者に注文を依頼することで発生します。

取引手数料は取引量・期間によって変化しますが、1回あたりの最小取引単位のコストで100〜1000円くらいが相場としてかかります。

商品先物取引の税金

商品取引にかかる税金は、毎年の1月2日から12月31日のスワップポイントと売買差益のトータルの損益から、各種手数料を差し引いた金額の約20%かかります。

確定申告による納税義務が生じるので注意しましょう。

商品先物取引のメリット・デメリット

商品先物取引のメリットは?

商品取引のメリット
  • 少ない資金で大きな取引を行えるレバレッジ効果
  • 短期間で決着がつく

てこの原理レバレッジ効果

商品先物取引では、総取引金額の数%だけの資金を証拠金としてあずけることで、少ない資金で大きな取引を行えます。

もちろん、総取引金額が多くなると、損失と利益が大きくなります。

小さい資金で何倍もの取引を行うことで、大きな効果を出せるのがレバレッジ効果になり、しっかりとリスクコントロールができればメリットといえるでしょう。

商品先物取引は短期間で決着がつく

商品先物取引は、一般的に価格変動が大きいです。

特に原油やガソリンはボラティリティが大きいので、損失も利益も短期間で膨れあがる可能性が高いのです。

商品先物取引のデメリットは?

商品先物取引のデメリットは、取引単位が大きいことです。

商品先物取引は、商品ごとに最小の取引単位が決められています。

金:1kg

原油:50kg

取引単位が大きくなることから、損失も利益も大きく触れます。

例えば、金1g=10,000円から100円値上がりした場合

金1kg=金1,000g=1,000g × 10,000円 = 10,000,000円

金1kg=金1,000g=1,000g × 10,100円 = 10,100,000円

10,100,000円 ー 10,000,000円 = 100,000円

金1gがたった100円値上がりしただけで、10万円の利益が生まれるのです。

株式投資などでは100万円の投資に対して100万円の損失しかありませんが、商品先物取引では100万円の投資に対して200万円の損失もありえます。

さらにいえば、株式投資で投資した会社が倒産する確率よりも、商品先物取引で投資した商品が数百円ほど自分の予測と逆の値動きする可能性が圧倒的に高いでしょう。

金やプラチナなど一部の商品については、10分の1から5分の1の取引単位で売買できる先物ミニという商品もあるので、取引単位を小さめにしたいひとは確認してください。

商品先物取引は初心者はやってはいけない

商品先物取引は、うまく運用できれば1年で資産を10倍にすることは不可能ではありません。

しかし、予測が絶対に当たるとは言い切れない以上、予測が外れたときの損式も大きいです。

投資初心者が手を出すのはハードルが高いといえるでしょう。

似ている資産運用方法としてFXがあるので、まずはFXで自分のトレードのスタンスを築き、安定的に利益をだせるようになってから、商品先物取引にチャレンジするのがいいかもしれません。