DMIとは?意味から計算、ADXの設定値まで分かりやすく

DMIとは、FXや株式相場におけるトレンドの有無と強弱を見極めるテクニカル指標です。

使いやすいのですが、日本では比較的知名度がすくなくもったいない。

概要対象者:FX・株でエリオット波動理論が使えないテクニカル分析の入門者

  • DMIとは(意味・計算式・設定値)
  • DMIの手法(ADXの使い方、DIの見方)

テクニカル指標のDMIとはどんなインジケーター?

テクニカル指標DMIチャート

指標 DMI(Directional Movement Index、方向性指数)
難易度 3.0
仕組み トレンド発生時の安値と高値の更新頻度に注目し、前日からの変動幅をトレンドを判断。
用途・手法 トレンドの方向性や強さを判断
設定値 14
備考 他のオシレーター系インジケーターとの相性がバツグン

DMIとは、FXや株式相場でのトレンドの方向性や強さを測れる指標です。

上昇トレンドであれば高値が更新されることが多く、下降トレンドであれば安値が更新されることが多いことに注目した分析手法。

有名なテクニカル指標であるRSIを考案したワイルダー氏によって、オシレーター系の弱点をカバーするために考案されました。

DMIは、3つの指標から構成されています。

DMIの3要素
  • +DI…上昇するエネルギー
  • ーDI…下落するエネルギー
  • ADX(Average Directional Movement Index平均方向性指数)…トレンドの強さ

    それぞれ、±DIは価格がどちらの方向にどれくらいの大きさで動いているかを表す指数でADXはDI±の差を平均移動で表した指数になります。

    DMIについて、まずは次の動画をご視聴ください。

    AA

    なお、上記の動画ではTradingViewと呼ばれるツールを利用しています。

    非常に使いやすく、FXや株式投資をするのに非常に便利。

    まだ使ったことのない人でも3分で始められるので、次の記事を参考に利用しましょう。

    DMIの計算式

    DMIを求めるには、まずDMと呼ばれる変動幅を計算する必要があります。

    DIに+とーがあるようにDMにも+とーがあります。

    DMの計算式

    +DM = 当日の高値 - 前日の高値

    ーDM = 前日の安値 ー 当日の安値

    ※ただし、+DMとーDMを比較して、小さいほうは0になります。

    DMとは、当日の変動幅が前日の変動幅と比較した際の大きい変動幅ということ。

    DIの計算式

    +DI = 一定期間の+DMの合計 / 変動幅の合計

    ーDI = 一定期間のDM-の合計 / 変動幅の合計

    DIの期間の設定値には、一般的に開発者のワイルダー氏がオススメする14が利用されます。

    もちろん、トレードの状況に応じて数字は適用させていきましょう。

    ADXはDXの移動平均線となります。

    DXの計算式

    DX = +DIとーDIの差 / +DIとーDIの合計

    DXの一定期間の平均を求めれば、ADXが計算できるようになります。

    DMIの使い方

    動画でも解説されていた使い方についてまとめると、2通りあります。

    ADXでトレンドの有無を判断

    トレンドの有無を判断するのにはADXを利用するのがわかりやすいです。

    ADXの見方
    • ADXが上向きに変化=トレンドの開始
    • ADX上昇=トレンドが継続
    • ADXが下向きに変化=トレンドの終了
    • ADXの下落=トレンドなし

      なお、ADXでは上昇か下落かは判断できないので注意しましょう。

      DIでトレンドの強弱を判断

      トレンドが上昇か下落かはDIを利用して判断します。

      DIの見方
      • +DI > ーDI → 上昇トレンド
      • +DI < ーDI → 下落トレンド

      +DIがーDIよりも、上にある時は上昇トレンド、下にある時は下落トレンドとなります。

      +DIがーDIがクロスするタイミングでトレンドが転換していると判断できるのですが、その差が大きければ大きいほど、トレンドの勢いがある可能性が高いでしょう。

      DMIを他インジケーターと組み合わせ

      DMIは、RSIといった逆張り系のオシレーターの弱点をカバーするために開発されたことから、珍しく順張りでも活用できるテクニカル指標です。

      また、トレンドの発生有無を判断できることから、レンジ相場のほうが効果を発揮するオシレーター系指標と組み合わせて活用するといいでしょう。

      下記記事にテクニカル分析で大事なことから、他のオシレーター系についてまとめています。

      もし、これからテクニカル分析を始めようとする初心者の人は参考にしてください。