FXで勝てるエンベロープの設定値や計算式、ボリンジャーバンドとの違い

エンベロープとは、移動平均線を上下にずらして引いた平行線のオシレーター系テクニカル指標。

ボリンジャーバンドのもととなったことから形は似ていますが、使い方は大きく違います。

概要対象者:FX・株でエンベロープのテクニカル分析の入門者

  • エンベロープの概要(定義・根拠)
  • エンベロープの計算方法(設定値)
  • エンベロープの使い方(始まりの見つけ方)

FXや株で使われるエンベロープとは、どんな指標?

FXや株のエンベロープのチャート

指標 エンベロープ(envelopes)
できること 相場の方向性の判断
難易度 2.0
仕組み 現在の価格と過去の平均価格との差を数値化
買いシグナル 価格が上側のラインに触れた時
売りシグナル 価格が上側のラインに触れた時
オススメ期間 14
補足 ボリンジャーバンドのもととなったテクニカル指標

エンベロープとは、一定の値幅分だけ移動平均線を上下にずらして引いた平行線のインジケーター。

英語の「封筒」という意味で、見た目の通り価格を包むチャートの形から来ています。

相場の価格は、平均値である移動平均線にいずれ戻ってくるという前提のもと、エンベロープは使われます。

エンベロープの計算式

エンベロープの計算式

エンベロープ = 一定期間の移動平均線 × (1 ± 乖離率)

期間は、FXであれば2週間の14日が基本となります。

エンベロープの乖離率は5%が一般的ですが、実践的に活用するとなると調整を行う必要があり、実際のチャートの最高値と最安値に触れるように調整していきます。

市場のボラティリティに合わせて調整していくため、取引する時間足・商品などの要素によって変わってきます。

設定するのが面倒という人は、同じコンセプトの移動平均乖離率のほうが向いているでしょう。

エンベロープとボリンジャーバンドの違いは?

エンベロープ ボリンジャーバンド
乖離の基準 絶対的 相対的
見た目 一定 縮んだり膨らんだりする
使い方 逆張り 順張り

エンベロープはボリンジャーバンドのもととなったテクニカル指標なので、移動平均線の上下に線があるなど形が非常に似ています。

しかし、エンベロープは乖離率を利用しているのに対し、ボリンジャーバンドは統計学的な要素である標準偏差をもとに計算されています。

見た目でもエンベロープは移動平均線に対して一定の値幅であるのに対し、ボリンジャーバンドの場合は膨れたり、縮んだりするという違いがあります。

形だけが違うとなると大した違いがないように思われますが、前提となる考え方が大きく異なります。

エンベロープは「価格は平均値に戻る」という考えのもと逆張りで使われます。

一方で、ボリンジャーバンドはブレイクアウトをもとにトレンドを把握するための順張り指標という大きな違いがあります。

エンベロープの使い方

エンベロープはオシレーター系指標なので、基本的には「逆張り」で利用します。

エンベロープの使い方
  • 価格が上側のラインに触れた時:買いシグナル
  • 価格が上側のラインに触れた時:売りシグナル

    エンベロープは逆張り指標のため、トレンドが発生した場合はすぐ損切りしないと、大きな損失に繋がってしまいます。

    統計発表などの急激な値動きが発生して市場のボラティリティが高くなるタイミングでは、エンベロープの利用を避けましょう。

    エンベロープと組み合わせ利用しよう

    エンベロープは、移動平均線を上下にずらしただけの、かなりシンプルなテクニカル指標。

    レンジ相場で活躍するので、他のオシレーター系テクニカル指標とくみあわせるといいでしょう。

    特にトレンド発生を教えてくれるDMIと組み合わせれば、大きな損失が発生する確立を抑えることができるでしょう。